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エコバッグ・風呂敷バッグの作り方>ゴミの減量 私のちょっぴりエコ生活

私のチョッピリ!エコ生活

◆ごみの減量編

地球の環境を守りたい!そんな壮大な考えで始めた訳ではないのです。

15年前、子供が生まれてから我が家のごみの量は激増しました。継続して出る紙おむつ、ミルクの空き缶、付属のプラスチックスプーン、お菓子の紙箱。成長とともに買うおもちゃや電化製品とその包装であるダンボールにかさばる緩衝材・・・。夫が通勤に車を使う我が家では私の移動手段は自転車と徒歩。日々のごみ出し、たまった資源ごみの運搬、暖房用の灯油を買いにいくのも新生児を連れては一苦労でした。

そこで、何とか手間を省きたいと思い立ち、まず毎日出る可燃や不燃のごみについて調べてみたのです。

調べた当時、私の住む町では可燃ごみは焼却して焼却灰に、不燃ごみは粉砕、熱圧縮して嵩を減らし、どちらも郊外にある最終処分場と呼ばれる場所に大きな穴を掘って埋めていました。その穴には防水シートが敷かれているのですが、これは埋め立てられたごみの残骸に環境や人体に悪影響となる物質があった場合に地中への流出を防ぐためで、『もしも』に備え最終処分場近くの水質は定期検査をして安全の確認をとっているそう。

でも、困ったのはその先。この処分場は前記のとおり防水シートで覆われているため、その上に建造物を建てることができないのです。建物を支える柱を地中(ごみ中?)に打ち込みシートが破れると『もしも』の汚染物質があった場合、地中に染み出してしまうからです。こういった理由からすでに一杯になった処分場は柱のいらない立派なグランドとなりました。立派なグランドに生まれ変わってよかった!とは思うのですが、1つの街にグランドばかりいくつも必要ないのに、ごみは日々出し続けられて処分場は新たな土地の確保に苦戦しています。…そこで私の想像したこと!『このままごみを出し続けていたら子供たちの通う学校のグランドはごみの埋め立て跡地になるんじゃないの?』

 こんな不安を少しでも減らそうと、我が家のささやかなごみ減量作戦が始まりました。図書館で参考になりそうな本を借り、地域で行われているエコな暮らしの勉強会に参加したり・・・やってみるとこれがなかなか面白い! 変わったもの好きの私にはピッタリでした。

 まず飛びついたのが生ごみの減量。週2回の回収日に必ず出さないと厄介な事になる生ごみですが、市の行っていた循環型農業の試験事業に参加して、可燃ごみで出す生ごみはほぼゼロになりました。その内容は生ごみにボカシを混ぜて一次発酵させたものを月1回指定回収場所へ持って行く。ここまでが私の仕事。集められた一次発酵ごみは別の施設で二次発酵を行い完熟堆肥に生まれ変わります。完熟堆肥は市内の協力農家や花苗農家などでその効果を試し大変良好な結果が出たそうです。今は試験事業も終わって生ごみの受け入れ先がなくなり、我が家の生ごみはほんの少しベランダのプランターで生ごみ堆肥となり、多くは可燃ごみで焼却しています。しかし、手動式の完熟堆肥を作る生ごみ処理機があることを知り近々ゲットする予定(!)です。

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