週末にお気に入りの岐阜県関市板取地区の民宿「山の宿ひおき」に出かけました。
ひおきで出される食べ物は、ほとんどが地元産。コメも自分のところの田んぼで作ったもの、鮎はご主人が川で釣ったもの、肉は地元の猟師さんがとったイノシシ、野菜の多くは自分の畑、山菜も自分の山か周囲で採れたものを買ったもの。味噌は自家製手みそ。水は山の湧き水。
おやつに出たのは自分の山の栗を煮た栗の渋皮煮。ヨモギを摘んできたら、即座にヨモギ餅を作ってくれました。このサービスも凄いですが、ヨモギを下処理してすぐに餅にしてしまうノウハウの伝承。
民宿の建物は新しいですが、冷房はなしで暖房は薪ストーブ。山ですから薪には困りません。大きな食卓は今の建物を作る時に取り壊した建物の100年前の梁を再生したもの。
食卓に上るのは10種類以上の野菜、山菜。豪華なものはありませんが、非常に豊かです。
でもそうした板取のような地域の多くは過疎に悩んでいます。もったいないですねえ。多くの人たちがこんな生活ができれば原発なんてまず要らないはず。
コメント
“板取の生活が教えるもの” への1件のコメント
山の宿の主でございます。
いつもご配慮頂き感謝申し上げます。
当館の洒落てない・・運営法が省エネや自然環境維持で最先端の位置に?。
安い割り箸より高価な塗り箸の方が丁寧に使うと良質感は絶対で多分安価。
良い空気の緑の中で、部屋を閉め切って冷感のみのエアコンはあり?。
涼感の網戸と扇風機ですね、煙草抜きが完全セット。
ただし、すごい高原に位置している訳ではありませんので対エアコン完全勝利は無理であり、猛暑日ころのご利用は覚悟をお願いします。
建築での最大配慮となるのが断熱工夫と無垢の木材触感でしょう。
一般の同等建築と較べ、床下→壁→屋根と通気しながらの断熱工事に一ヶ月程プラスの作業がありました。
冬季の心地よい保温と夏季の涼感を求めた結果です。
電力によるコントロールは便利です、自然力利用のものは「過ぎず」程度の調節になりますが心地良さがありそうなんです。
田舎の住人はゴミのポイ捨てなどしません(少ない)が都会人?が田舎に来ると
ポイ!と捨て・・いや置いていくのですね。
東京のど真ん中に原発設置せず、遠くから送電するのです。
え?・・地価の問題ですか?そうなんだ。