オンラインで新聞を読んでいたら「バイオコークスで石炭コークスを代替する」という記事がありました。木炭や木質のペレットなどのバイオ燃料は、コークスのような高温を出さないのが普通なので「バイオコークスとは何だ?」と思って調べてみました。
バイオコークスとは、簡単に言ってしまえばバイオマスを粉砕し、加熱圧縮して固めたもの、ということになります。日本では関西大学での研究が進んでいて、品質的には実用レベルになっているとのこと。
課題はバイオコークスの製造コストですが、石炭価格が上場しているので、競争できるレベルになってきているとのこと。でもこれだと逆に言えば、石炭価格が下落したら、元の木阿弥ですから、劇的に製造コストを下げないといけないはず。
それでも少なくとも、製鉄などで高温が必要な現場でも使用できるバイオ燃料が既に開発されている、ということは間違いありません。